昨日(24日)が初日。4時5分の回はシャンテの一番大きなスクリーン1の224席が文字通り満席、こんな光景は久し振りだ。
何の予備知識も無しで、弘法大師こと空海を主人公とした真言宗の仏教映画かと思った。
監督のチェン・カイコーはカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いた「さらば、わが愛/覇王別姫」や「始皇帝暗殺」などの歴史もの得意の巨匠だから
弘法大師様の歴史映画もレパートリーだと思っていたら、
いきなり、黒猫が出て来て人間に襲い掛かり「目玉」をたべてしまうのに驚く。
原作が「陰陽師」シリーズや「神々の山嶺」などのベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」だから
素っ頓狂のSF的歴史ミステリーだなと思考を修正し始めた。
中国語のタイトルが「妖猫伝」だとすると黒猫が主人公なのか?
中国では昨年暮れから上映が始まり春節を迎えた今興行成績は100億円に達しているメガヒットなのだと言う。
物語りには誰でも知っている空海と天才詩人の白楽天が、長安で起きる傾国の美女、楊貴妃に恋に落ちる玄宗皇帝とのロマンス。
その果てに楊貴妃が殺される怪事件の謎に迫っていく。
1200年以上前、若き天才僧侶・空海(染谷将太)は、日本から遣唐使として中国・唐へ渡る。
唐の都、長安は世界最大の都。
大群衆の犇めく市場の雑踏や整然とした軍隊、華麗な宮人たちが仕える豪華な王朝など
目を見張るシーンに、中国映画のオープンセットとCG技術は半端ではないと感嘆する。
頭を丸め袈裟を着た小柄な染谷の空海は味噌のCMの小坊主のようで可愛いい。
小坊主が物語の語り部の主人公役とはちょっと軽いかな。
長安で学ぶ空海はあるきっかけで、王朝の記録係の詩人・白楽天(ホアン・シュアン)と知り合い友人となって親しくなっていく。
そのころ、長安では、皇帝2人を含め王朝の権力者が次々と奇妙な死を遂げ、王朝を震撼させる怪事件が起きる。
王朝は呪われている。
空海は白楽天とともに一連の殺人事件を探るうち、約50年前に唐に渡ったもう一人の日本人・阿倍仲麻呂(阿部寛)の存在を知る。
仲麻呂が玄宗皇帝(チャン・ルーイー)に仕えたその時代には、
国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃(チャン・ロンロン)がいた。
阿倍仲麻呂は危機が迫る楊貴妃を守ろうとして何か事件の鍵を握っていると空海は推量する。
染谷じゃ何となく頼りないが阿部寛が顔を出すとホッとする。
日本人離れした阿部の馬面は中国系なのか、支那人に交わって違和感は無い。
楊貴妃のチャン・ロンロンは台湾生まれのフランスと台湾の混血。
身長168センチで背が高い。
1987年生まれの30歳で結婚していて子どももいると言う。
傾城の美女、楊貴妃役としてはそれほど美しいとは思わないし、
プロフィールを見る限りイメージダウンだ。
ターニングポイントは迫り来る危機を回避すべく楊貴妃に死んで貰おうと言うもの。
勿論漢方の鍼灸の技で耳に刺す鍼一本で心肺停止の仮死状態になる。
敵に死んだと思わせ、棺桶に入れるが危機を脱した時に鍼を抜いて蘇生させる。
思い石棺に華やかな花嫁衣裳を着て横たわる楊貴妃。
これってシェイクスピアの「ロメオとジュリエット」に似ていない?
連日連夜の極楽の宴、目玉のみを食する黒い妖猫の呪い、
そして絶世の美女、楊貴妃の秘めたる真実。。
空海&白楽天の探偵コンビはやがて歴史に隠された哀しき運命と対峙することになる。
主人公の若き天才僧侶・空海を演じるのは、海外作品初主演となる染谷将太。
13年に「ヒミズ」「悪の教典」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。
31歳の空海を演じるには25歳の染谷には重荷。どう見たって子供っぽい空海だ。
空海の相棒となる稀代の詩人・白楽天(後の白居易)にはホアン・シュアン。
1985年中国蘭州生まれの32歳。ダンスを志したがケガで俳優に転向。
これと言った作品に出ていないので日本では無名だが鼻筋のスキッと通ったイケメンで
今後日本でもファンが増えるだろう。
その他、松坂慶子や火野正平など60歳後半のベテランが脇を固める。
当然日本人には中国語は分らないので
日本語吹替えキャストとして
白楽天に高橋一生、楊貴妃に吉田羊、他に東出昌大、イッセー尾形、寛一郎、六角精児などが声の出演をする。
日本の原作、中国のスタッフ、そして日中を代表する豪華俳優たちの競演と鳴り物入りの大作だ。
TOHOシネマズシャンテ他で公開中
何の予備知識も無しで、弘法大師こと空海を主人公とした真言宗の仏教映画かと思った。
監督のチェン・カイコーはカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いた「さらば、わが愛/覇王別姫」や「始皇帝暗殺」などの歴史もの得意の巨匠だから
弘法大師様の歴史映画もレパートリーだと思っていたら、
いきなり、黒猫が出て来て人間に襲い掛かり「目玉」をたべてしまうのに驚く。
原作が「陰陽師」シリーズや「神々の山嶺」などのベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」だから
素っ頓狂のSF的歴史ミステリーだなと思考を修正し始めた。
中国語のタイトルが「妖猫伝」だとすると黒猫が主人公なのか?
中国では昨年暮れから上映が始まり春節を迎えた今興行成績は100億円に達しているメガヒットなのだと言う。
物語りには誰でも知っている空海と天才詩人の白楽天が、長安で起きる傾国の美女、楊貴妃に恋に落ちる玄宗皇帝とのロマンス。
その果てに楊貴妃が殺される怪事件の謎に迫っていく。
1200年以上前、若き天才僧侶・空海(染谷将太)は、日本から遣唐使として中国・唐へ渡る。
唐の都、長安は世界最大の都。
大群衆の犇めく市場の雑踏や整然とした軍隊、華麗な宮人たちが仕える豪華な王朝など
目を見張るシーンに、中国映画のオープンセットとCG技術は半端ではないと感嘆する。
頭を丸め袈裟を着た小柄な染谷の空海は味噌のCMの小坊主のようで可愛いい。
小坊主が物語の語り部の主人公役とはちょっと軽いかな。
長安で学ぶ空海はあるきっかけで、王朝の記録係の詩人・白楽天(ホアン・シュアン)と知り合い友人となって親しくなっていく。
そのころ、長安では、皇帝2人を含め王朝の権力者が次々と奇妙な死を遂げ、王朝を震撼させる怪事件が起きる。
王朝は呪われている。
空海は白楽天とともに一連の殺人事件を探るうち、約50年前に唐に渡ったもう一人の日本人・阿倍仲麻呂(阿部寛)の存在を知る。
仲麻呂が玄宗皇帝(チャン・ルーイー)に仕えたその時代には、
国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃(チャン・ロンロン)がいた。
阿倍仲麻呂は危機が迫る楊貴妃を守ろうとして何か事件の鍵を握っていると空海は推量する。
染谷じゃ何となく頼りないが阿部寛が顔を出すとホッとする。
日本人離れした阿部の馬面は中国系なのか、支那人に交わって違和感は無い。
楊貴妃のチャン・ロンロンは台湾生まれのフランスと台湾の混血。
身長168センチで背が高い。
1987年生まれの30歳で結婚していて子どももいると言う。
傾城の美女、楊貴妃役としてはそれほど美しいとは思わないし、
プロフィールを見る限りイメージダウンだ。
ターニングポイントは迫り来る危機を回避すべく楊貴妃に死んで貰おうと言うもの。
勿論漢方の鍼灸の技で耳に刺す鍼一本で心肺停止の仮死状態になる。
敵に死んだと思わせ、棺桶に入れるが危機を脱した時に鍼を抜いて蘇生させる。
思い石棺に華やかな花嫁衣裳を着て横たわる楊貴妃。
これってシェイクスピアの「ロメオとジュリエット」に似ていない?
連日連夜の極楽の宴、目玉のみを食する黒い妖猫の呪い、
そして絶世の美女、楊貴妃の秘めたる真実。。
空海&白楽天の探偵コンビはやがて歴史に隠された哀しき運命と対峙することになる。
主人公の若き天才僧侶・空海を演じるのは、海外作品初主演となる染谷将太。
13年に「ヒミズ」「悪の教典」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。
31歳の空海を演じるには25歳の染谷には重荷。どう見たって子供っぽい空海だ。
空海の相棒となる稀代の詩人・白楽天(後の白居易)にはホアン・シュアン。
1985年中国蘭州生まれの32歳。ダンスを志したがケガで俳優に転向。
これと言った作品に出ていないので日本では無名だが鼻筋のスキッと通ったイケメンで
今後日本でもファンが増えるだろう。
その他、松坂慶子や火野正平など60歳後半のベテランが脇を固める。
当然日本人には中国語は分らないので
日本語吹替えキャストとして
白楽天に高橋一生、楊貴妃に吉田羊、他に東出昌大、イッセー尾形、寛一郎、六角精児などが声の出演をする。
日本の原作、中国のスタッフ、そして日中を代表する豪華俳優たちの競演と鳴り物入りの大作だ。
TOHOシネマズシャンテ他で公開中